フルーツアドバイザーと野菜ソムリエの違いって何?


食への安全や健康志向が高まる昨今では、それに付随する資格が多くの注目を集めています。ただ似たような資格があることも多く、どのような違いがあるのか分からないというケースも少なくありません。
特に良く混同されるフルーツアドバイザーと野菜ソムリエにスポットをあてて考えてみましょう。

フルーツアドバイザーと野菜ソムリエの違い

フルーツアドバイザーの資格は日本フルーツアドバイザー協会が主催するものです。対象が果実生産や販売のプロとなっており、一般的な人が受験することができない資格になります。
認定講座を受講後、試験を受けて受かることで資格が取得できる形です。
一方の野菜ソムリエですが、こちらは日本野菜ソムリエ協会が主催する資格になります。もともとはベジタブル&フルーツマイスターという名称でしたが、2010年からは改称されて現在の野菜ソムリエとなりました。
フルーツアドバイザーの資格とは違い、誰でも受験資格があるのが野菜ソムリエになります。資格には段階があり、ソムリエ、ソムリエプロ、ソムリエ上級プロという形です。
野菜やフルーツに関する資格の中では、最も知名度が高く芸能人が取得したことでも話題になりました。
各自治体が取得経費を助成するケースもあり、就職や転職でも役立てることができます。

フルーツアドバイザーと野菜ソムリエの違いですが、既にお伝えしたように一方はプロの人のための資格であり、もう一方は誰もが受験できる資格です。
青果販売のプロや生産者が身につけるべき知識と、一般の人が野菜や果物に対して身につける知識では自ずと内容も異なってきます。つまり、名称そのものは似ていたとしても、中身としてはまったくの別物であると考えて良いでしょう。
フルーツアドバイザーはプロのための知識であり、栄養学など実践的な内容のものが大半を占めています。
対して、野菜ソムリエは野菜や果物の基礎的な知識や伝え方を身につけることを目的とする資格です。

資格取得後の道としても、フルーツアドバイザーと野菜ソムリエでは違ってきます。
フルーツアドバイザーはプロが取得するものですので、資格取得によって仕事に役立てることが前提です。
反面で野菜ソムリエの場合も仕事に役立てることはできますが、趣味やプライベートで役立てることができるのも特徴です。
どちらが良いのではなく、フルーツアドバイザーと野菜ソムリエではそもそも資格としての立ち位置が異なります。
ただ、一般的な認知度としては野菜ソムリエの方が高く、日本国内では幅広く役立てることが可能です。

フルーツアドバイザーは生産者や販売のプロのための資格であり、野菜ソムリエは一般的な人でも取得できる資格です。どちらを取得してもそれぞれに活用の道がありますので、自身の状況にあわせて取得を考えると良いでしょう。


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